23日未明、愛知県安城市内の国道23号で、対向車線側に逸脱した乗用車が順走中の大型トラックと正面衝突する事故が起きた。乗用車はトラックの下部に大破しながら潜り込む状態となり、運転者1人が死亡している。
愛知県警・安城署によると、事故が起きたのは23日の午前0時10分ごろ。安城市和泉町中北付近の国道23号で、センターラインを越えて対向車線側に逸脱してきた乗用車と、順走していた大型トラックが正面衝突した。クルマはトラックの下部に潜り込みながら大破。ガソリンタンクも破壊され、これが起因となって炎上している。
火は地元消防によって約30分後には消し止められたが、乗用車からは身元や性別のわからない運転者1人の遺体を発見。トラックを運転していた35歳の男性にケガは無かった。
現場は片側1車線の見通しの良い直線区間で、乗用車の進行方向に向けて緩やかな下り勾配となっていた。当時は雨が降り出していたことから、警察では乗用車の運転者が高速度で走行中にハンドル操作を誤った可能性が高いと分析している。