前のクルマを追い越そうとして正面衝突

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15日早朝、北海道八雲町内の国道5号で、前走車を追い越すために対向車線側に進出した乗用車と、対向車線を順走していた大型トラックが正面衝突する事故が起きた。乗用車は大破し、乗っていた2人が死亡している。

北海道警・八雲署によると、事故が起きたのは15日の午後6時25分ごろ。八雲町山崎付近の国道5号で、対向車線側に進出してきた乗用車と、この車線を順走していた大型トラックが正面衝突した。トラックは衝突を回避しようとハンドルを切ったが、乗用車の後ろを走行していた後続の大型トラックとも接触。車両3台が関係する多重事故となった。

この事故によって乗用車は大破。運転していた51歳の女性と、この女性の次男で助手席に同乗していた15歳の男子中学生は近くの病院に運ばれたが、全身強打で間もなく死亡が確認された。トラックを運転していた58歳の男性にケガは無かった。

現場は見通しの良い片側1車線の直線区間。乗用車は前走する大型トラックを追い越そうと対向車線側に進出したとみられている。現場での追い越しは禁止されていないが、警察では対向車線進出時の安全確認怠りに原因があったものとみている。

《石田真一》

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