衝突被害を確認しようとして後続車にはねられ死亡

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4日早朝、栃木県栃木市内の東北自動車道下り線で、追越車線上に立っていた33歳の男性が後続の乗用車にはねられて死亡する事故が起きた。この男性の乗ったクルマは直前に衝突事故を起こしており、被害状況の確認をしていたらしい。

栃木県警・高速隊によると、事故が起きたのは4日の午前5時40分ごろ。栃木市皆川城内町付近の東北自動車道下り線で、追越車線上に立っていた33歳の男性が、後ろから走ってきた47歳の男性が運転する乗用車にはねられた。男性は十数メートル弾き飛ばされ、頭部強打が原因で間もなく死亡した。

現場は片側3車線の直線区間。死亡した男性の乗ったクルマは、追越車線(第3車線)走行中に中央分離帯に接触。弾みで走行車線(第2車線)に逸脱し、後続の大型トラックと衝突して現場に立ち往生した。事故は男性が被害状況の確認を行おうと、車外に出た直後に発生したとみられている。最初の事故を起こしたクルマを運転していた46歳の女性にケガは無かった。

警察では事故の当事者から業務上過失致死容疑で事情を聞く方針だ。この事故の処理のため、現場を含む佐野藤岡−栃木インターチェンジ間が約4時間40分に渡って不通となっている。

《石田真一》

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