秋田県警は3日、エスカレートしたストーカー行為の果てにクルマを建物へ故意に衝突させて破壊し、すでに建造物損壊罪で逮捕・起訴されている32歳の男をストーカー規制法違反容疑で追送検した。
秋田県警・能代署によると、問題の事件は2005年11月30日に発生している。能代市内にあるパチンコ店に32歳の男が運転する乗用車が突っ込む事故が起きた。この際に店舗の外壁などが破壊され、約380万円の被害が発生したが、実はこれは事故ではなく、故意に起こされたものであることが判明した。
クルマを運転していた男はこの店に勤務する21歳の女性に対して、つきまとい行為を繰り返しており、店舗へのクルマ衝突はその行動の中で行われていたことがわかり、警察では男を建造物損壊容疑で逮捕。ストーカー容疑についても調べを進めていた。
その結果、男が2005年7月から11月に掛けての間、少なくとも4回のつきまといを行っていたことが確認されたことから、警察はストーカー規制法違反容疑で検察庁・秋田地検能代支部に追送検している。