父親の免許を改ざんした免許課の女職員

自動車 社会 社会

鹿児島県警は2日、実父の運転免許証の記載事項を改ざんしたとして有印公文書偽造容疑で逮捕した県警本部・免許管理課に所属していた28歳の女を懲戒免職処分にした。本人から辞職願が提出されていたが、これを受理せずに処分を実施している。

鹿児島県警・監察課によると、この女は鹿児島県交通安全教育センター(本部・免許管理課)に勤務していた今年1月25日、本来は原付資格しか有していなかった実父の運転免許証の記載事項を免許証作成用のコンピューター端末を使って改ざん。種別欄の「普通」にもチェックを入れ、普通自動車を運転できるようになするなどの偽造を行った。

この女の実父は1989年に普通自動車の運転免許証を失効させたが、以後も恒常的にクルマを運転。実父が無免許運転で捕まることを危惧した女が独断で行っていた。

警察は2月9日に女を逮捕。女は依願退職を望んでいたが、辞表を受け付けることはせず、検察庁・鹿児島地検が2日付けで女を起訴したことから、警察もこれに合わせて同日付けで懲戒免職処分とした。また、これに合わせて直属の上司など4人にも訓戒などの処分が実施されている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV