交通検問から逃れようと逆走、ひき逃げ…未必の故意

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昨年11月、交通検問から逃れようとしてクルマを暴走させ、歩行中の女性をひき逃げしたとして業務上過失傷害や道路交通法違反で逮捕した27歳の男について、岡山県警は2日、容疑を傷害と道交法違反に切り替えて送検した。

岡山県警・岡山西署によると、問題の事故は2005年11月4日の午後11時25分ごろに発生している。岡山市中心部の繁華街を貫く市道で、クラクションを連打しながら逆走してきた乗用車に27歳の女性がはねられた。女性は右足の骨を折る重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報から岡山市内に在住する27歳の男がこのクルマを運転していたことがわかり、2月中旬に業務上過失傷害や道交法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕している。

しかし、その後の調べで男が交通検問から逃れるために逆走を強行していたことが判明。周囲に危険が及ぶであろうことも承知していたこともわかった。このために警察では「未必の故意」が成立するとして、容疑を傷害に変更した上で最終送検した。

《石田真一》

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