無免許の発覚恐れ、30kmのカーチェイス

自動車 社会 社会

2月28日午後、整備不良の軽自動車が追跡するパトカー10台とカーチェイスを繰り返しながら、約30kmに渡って逃走する事件が起きた。警察ではクルマを運転していたブラジル国籍を持つ18歳の少年を道路交通法違反の現行犯で逮捕している。

愛知県警・江南署などによると、事件が起きたのは2月28日の午後1時55分ごろ。愛知県小牧市中央付近の市道で、フロントガラス以外に濃色のスモークフィルムを貼った不審な軽自動車をパトロール中の小牧署員が発見して停止を求めた。だが、クルマはこれを無視して逃走。赤信号無視や対向車線走行など、ありとあらゆる違反行為を繰り返した。

クルマはその後、速度を上げてパトカーを振り切ったが、上空に配置されていた警察のヘリコプターが猛スピードで走る不審車両を発見。地上にいたパトカーを誘導した。しかし、このクルマの逃走距離は30kmをオーバー。沿線3署から10台のパトカーが出動して追跡を行った。

クルマは最終的に大口町豊田付近の町道に追い込まれ、前後をパトカーで挟んで強制的に抑止。運転していたブラジル国籍を持つ18歳の男を道交法違反の現行犯で逮捕している。男は無免許で、警察の調べに対して「無免許の発覚を恐れて逃げた」などと話しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース