米国の消費者行動に大きな影響をもたらす、とされる『コンシューマーレポート』誌で、年間に選ばれた「お勧め」のクルマ、各カテゴリーがすべて日本車で占められた。これは同誌が9年間連続で行っているレポートでも初の出来事。全部で10のカテゴリーのトップは、ロードテストや乗り心地、使い勝手、クラッシュテスト結果、燃費、読者からの投票などによって総合的に評価される。その結果……、スモールセダン:ホンダ・シビックファミリーセダン(2万−3万ドル):ホンダ・アコードアップスケールセダン(3万−4万ドル):アキュラTLラグジュアリーセダン:インフィニティM35スモールSUV:スバル・フォレスターミッドサイズSUV:トヨタ・ハイランダーファン・トゥ・ドライブ:スバルWRXミニバン:ホンダ・オデッセイピックアップトラック:ホンダ・リッジライングリーンカー:トヨタ・プリウス……と、すべてのカテゴリーのトップを日本車が独占した。また、ブランドとしての信頼性調査でも、レクサスがトップ、ホンダが2位、トヨタが3位とやはり上位を日本のメーカーが占めた。また4位以下も三菱自動車、スバル、アキュラ、サイオン、マーキュリー、マツダ、スズキという順で、トップ10入りした米ブランドはマーキュリーのみという結果。一方ワースト10に挙げられたのは、アウディ、インフィニティ、サターン、リンカーン、ジャガー、メルセデスベンツ、フォルクスワーゲン、ランドローバー、ハマー、ポルシェだった。全体に日本、韓国といったアジアメーカーの信頼性は高く、ユーロピアンメーカーの凋落が目立つ結果だった。