2月26日夜、兵庫県加古川市内の市道で、速度違反の取り締まりを行っていた警察官が後ろから走ってきたクルマにはねられる事件が起きた。はねられた警察官は重傷。クルマはそのまま逃走したが、翌日までに49歳の男が逮捕されている。
兵庫県警・加古川署によると、事件が起きたのは2月26日の午後8時ごろ。加古川市平岡町中野付近の市道で、同署・交通第一課に所属する44歳の巡査部長が速度超過違反の取り締まりを行うために路肩に立っていたところ、後方から走ってきた軽自動車にはねられた。巡査部長は左足や骨盤を骨折する重傷を負ったが、クルマは止まらずそのまま逃走している。
警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。翌2月27日に同市内に住む49歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕している。男は容疑を大筋で認めているという。
同署によると、巡査部長は事故の直前、速度違反を行ったクルマのナンバーを目視しようと車線に進出しており、ここに事故を起こしたクルマが突っ込んだものとみている。警察では事故の発生状況について双方から詳しい事情を聞く方針だ。