2月26日未明、大阪府大阪市中央区内の市道で、車上荒らし犯の逃走を制止しようとした男性が、このグループのメンバーが運転するクルマに約30m引きずられて軽傷を負う事件が起きた。警察では強盗傷害事件として捜査を開始している。
大阪府警・東署によると、事件が起きたのは2月26日の午前4時25分ごろ。大阪市中央区玉造2丁目付近の市道で、路上に駐車していたクルマのガラスを割り、室内を物色している3人組の男たちがいることに、このクルマを所有する30歳の男性が気づいた。
男性は「何をやっている?」と大声を上げたが、男たちは近くに止めていたクルマに飛び乗った。男性は逃走を制止しようとボンネットにしがみついたが、クルマはそのまま発進。男性は約30mに渡って引きずられ、最終的には路上に振り落とされている。男性は腕や足を打撲する軽傷を負ったことから、警察では強盗傷害事件として捜査を開始した。
現場から逃走したのは20−25歳の男。ガラスを破壊して物品を盗み出すという手口だが、類似した犯行は現場近くではあまり起きていなかったという。