警察官なりすましの男、免許証の提示を求める

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鳥取県警は23日、20歳代とみられる若い男が捜査車両(覆面パトカー)を模したクルマで接近し、警察官になりすまして免許証の提示を求めていたことを明らかにした。軽犯罪法違反(官名詐称)事件として捜査を開始している。

鳥取県警・鳥取署によると、事件が起きたのは17日の午前4時30分ごろ。鳥取市秋里付近の国道9号を30歳代の女性が乗用車で走行していたところ、後方から赤色灯をつけた覆面パトカーらしきクルマが接近。「スピードが出過ぎていますよ、止まりなさい」などと指示した。

助手席から20歳代とみられる茶髪の若い男が降りてきて、女性に免許証の提示を求めたが、とても警察官には見えない姿だったために警察手帳の提示を要求したところ、男は「今日はいいです」と言い残して姿を消したという。接近してきたクルマを運転していたのは男とみられるが、詳細はわかっていない。

また、鳥取市古海付近の国道29号でも同じようなクルマが出没。この際には男性運転のクルマを停止させ、同様に免許証の提示を求めているという。警察では警察官へのなりすましとみて、軽犯罪法違反事件として捜査を開始するとともに、市民に対して注意を呼びかけている。

《石田真一》

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