イギリスでは先頃、禁煙法が成立し、2007年夏から公共の場では全面的に禁煙が義務づけられることになった。イギリス名物のパブなどもこの法律の対象となっていることから、愛煙家を嘆かせている。
ただ、この法律で定められた「公共の場」の定義をめぐり、ちょっとした混乱も起きている。
自動車では、私有車の場合はもちろん喫煙してもOKだが、タクシーは運転手も乗客も駄目。しかしタクシーが「個人タクシー」の場合はその限りにあらず……。
また企業が所有している社用車では、それぞれの会社が禁煙車か喫煙車かを決めることができるという。このため、この禁煙法も意外と骨抜きになってしまうのではないか、という指摘もある。