漫然と発進、小学生をはねる

自動車 社会 社会

6日朝、静岡県静岡市清水区内の市道で、登校中の小学生が乗用車にはねられて死亡する事故が起きた。警察では安全確認に怠りがあったとして、50歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。

静岡県警・清水署によると、事故が起きたのは6日の午前7時20分ごろ。静岡市清水区草薙付近の市道で、近くの小学校に通う7歳の女児が道路を横断していたところ、反対側の車線から発進してきた乗用車にはねられた。女児は近くの病院に収容されたが、頭を強打したことが原因で間もなく死亡した。

警察ではクルマを運転していた50歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。女児の死亡後は容疑を同致死に切り換えて調べを進めている。

現場は見通しの良い直線区間。男は道路脇にクルマを止め、近くにある自動販売機で飲料を買った後にクルマを発進させたという。この際に周囲の安全確認を怠り、漫然とクルマを発進させたため、対向車線側から横断を始めた女児の存在に気づかなかったものとみられる。現場には横断歩道や信号機は設置されていなかった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース