ホンダの青木哲副社長は、31日の第3四半期決算発表の席上、米国アラバマ工場で4月から日産150台の減産を行うと明らかにした。月間で3000台、年末までで約2万7000台の減産とする計画。
青木副社長は「ガソリン価格の上昇に伴うライトトラックの在庫増が懸念されるため」と説明している。現時点では北米の在庫は適正水準にあるという。
減産するのは『パイロット』で、アラバマの第1ラインの負荷を落とす計画。青木副社長は米国市場でのインセンティブは計画通りに進捗しており、「強い商売ができている」とも述べ、減産は在庫増に予防的に備える措置と位置づけている。