フォード・モーター・カンパニーは、11億フィリピンペソ(2000万ドル)を投じ、フィリピン国内にフレキシブル・フューエル車(FFV)用のエンジン工場を建設すると発表した。
FFV用エンジン工場はフィリピンでは初めてで、同国でバイオ・エタノール燃料の利用促進を図る。
フォードのフレキシブル・フューエル・エンジンは、従来のガソリンでもバイオ・ エタノールとの混合燃料でも駆動できるように設計されており、二酸化炭素排出量削減が図れる。
投資計画は、今後5年間の目標はエンジンの生産台数を10万基、生産高を1億ドルとする。来年の第1四半期には初期生産を開始し、2006年末までにはフル生産に移行する予定だ。
フォードはエンジン工場の建設で、フィリピンをフレキシブル・フューエル技術のASEAN拠点にする方針だ。