【ダイハツ エッセ 発表】ロングストロークは自信の現れ

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【ダイハツ エッセ 発表】ロングストロークは自信の現れ
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ロングストローク化はエンジンの燃焼効率を向上させるのに有効な手段のひとつだが、排気量の小さい軽自動車では、フリクションロス(エンジン内部の摩擦損失)増加のデメリットが出やすいため、ショートストロークないしスクエアストローク(内径と行程がほぼ同じもの)のものが多い。

ロングストローク化は、そのフリクションロスの低減技術について相当の自信を持っていることの表れでもある。ライバルを見回しても、KF-VE型に匹敵するロングストローク型はスバルの直4エンジンくらいのものだ。

KF-VEのフリクションロス削減の一例にピストンがある。KF型のピストンとコンロッドを手に持ってみると、現行のEF型に比べて圧倒的に軽いことがわかる。ピストンは、シリンダー内壁に触れない側のピストンスカートの面積を小さくするなど非対称の設計。さらに低張力ピストンリングの採用などの対策により、フリクションロスは何と30%も減らすことができたという。軽自動車の燃費競争を十分にリードできるだけの資質を持っていることは間違いないだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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