事故の目撃者、400m引きずられ死亡

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18日早朝、愛知県名古屋市東区内の国道41号線で、車両同士の接触事故を起こしたクルマの逃走抑止を試みた男性が、このクルマにはねられ、さらには400m引きずられて死亡する事故が起きた。

愛知県警・東署によると、事件が起きたのは18日の午前5時15分ごろ。名古屋市東区白壁付近の国道41号線で、乗用車とトラックが接触する事故が起きた。

事故を目撃していた41歳の男性が自分のクルマを停車させ、事故を起こした一方の当事者である乗用車に歩み寄ろうとしたところ、このクルマが逃走する姿勢を見せた。男性はとっさに進路を塞いだが、クルマは急加速して男性をはね、そのまま約400mに渡って引きずった。男性は振り落とされたが、直後を走ってきた別の乗用車にもはねられ、頭部を強打して収容先の病院で死亡している。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。現場に残されていたナンバープレートから、名古屋市東区内に住む34歳の男が関与したと断定。同日夜までに傷害致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

警察の取り調べに対し、男は「現場から逃走したかった」と供述。男性を引きずった容疑についても大筋で認めているという。警察では男が事故当時に酒気帯び状態だった可能性も考えられるとして、さらに追及する方針だ。

《石田真一》

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