16日午前、愛知県警の運転免許用データベースサーバーに通信回線の不具合が生じ、運転免許センターや警察署など31カ所で運転免許の新規発行や更新の作業がまったくできない状態となった。
愛知県警・運転免許課によると、トラブルが発生したのは16日の午前9時45分ごろ。同課が管理し、愛知県警運転免許試験場(名古屋市天白区平針南)に設置された運転免許用データベースを収めたサーバーと、東三河運転免許センター(豊川市)や県内30カ所の警察署や交番に設置された端末からデータの登録や更新、参照が一切出来ない状態となった。
通信回線に不具合が生じたと考えられることから、接続ルートの変更を行った結果、トラブルは午前11時20分ごろに復旧したが、実際の交付手続きは午後0時30分ごろまでストップ。この日に更新を予定していた約1000人が影響を受けた。仕事の都合などによってこの日の更新を断念した人には、免許証の有効期限を1カ月間延長する特別措置が取られた。
警察ではトラブルの原因を調べている。