大雪の中、夏タイヤのワゴン車が逸脱事故

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15日未明、岐阜県郡上市内の東海北陸自動車道(対面通行区間)で、23歳の男性が運転するワゴン車が対向車線側に逸脱し、順走してきた大型トラックと衝突する事故が起きた。ワゴン車の3人が死傷している。

岐阜県警・高速隊によると、事件が起きたのは15日の午前3時ごろ。郡上市大和町島付近の東海北陸自動車道で、対面通行区間の下り線を走行していた23歳の男性が運転するワゴン車が、積雪と低温で完全凍結した路面でスリップして対向車線側へ逸脱した。ワゴン車はスピンして、上り線側を塞ぐように横向きで停止。直後に上り線側を順走してきた36歳の男性が運転する大型トラックが衝突した。

この事故によってワゴン車は中央部から後部が大破。このクルマに同乗していた20歳の男性が頭部強打で死亡。21歳の男性が頭部強打で意識不明の重体となっている。運転していた男性は打撲などの軽傷で、トラックを運転していた男性にケガは無かった。

現場は片側1車線の対面通行区間。道路は積雪や低温によって完全凍結していたが、ワゴン車は夏タイヤのままで、すべり止め(チェーン)も装着されていなかった。3人は岐阜県内のスキー場で行く途中だったとみられ、警察では運転者の回復を待って詳しく事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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