5日未明、茨城県筑西市内の国道50号線で、単独事故を起こしたクルマの運転者を救助をしていた人たちに別のクルマが突っ込む事故が起きた。一連の事故で6人が重軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
茨城県警・筑西署によると、事故が起きたのは5日の午前2時ごろ。筑西市横塚付近の国道50号線で、39歳の男性が運転する乗用車が道路左側の信号柱に衝突する単独事故が起きた。
事故を目撃していた他のクルマの運転者などが、電柱に衝突したまま立ち往生していたクルマから男性の救出を行おうと近寄ったところ、後方から走ってきた別の39歳男性が運転するクルマがこれに突っ込んだ。クルマはスピンして車外にいた人たちを次々になぎ倒し、ようやく停止した。
この事故で救出に参加した3人が胸部などを強打する重傷、1人が軽傷を負った。また、最初に事故を起こしたクルマを運転していた男性も全身強打の重傷を、後から突っ込んできたクルマの運転者も打撲などの軽傷を負い、全員が近くの病院に執されて手当てを受けている。警察ではいずれの事故も前方不注意が原因で発生したとみて、関係者の回復を待って詳しい事情を聞く方針だ。