過積載トラック、ブレーキ効かないまま歩行者をはねる

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11月30日朝、沖縄県沖縄市内の国道329号線で、赤信号を無視して交差点に進入してきた大型ダンプトラックが、横断歩道を歩いていた14歳の女子中学生と、6歳の女児を次々にはねる事故が起きた。

沖縄県警・沖縄署によると、事故が起きたのは11月30日の午前7時55分ごろ。沖縄市大里付近の国道329号線で、信号待ちの車列を避けるように、車線中央部付近を走行してきた大型ダンプトラックが赤信号を無視して交差点に進入。横断歩道を渡っていた14歳の女子中学生と、6歳の女児を次々にはねた。

トラックはそのまま進行し、交差点の中央部付近で対向してきた軽自動車と接触。さらに100mほど走り続け、ようやく停止した。この事故によって女子中学生は骨盤骨折の重傷。女児は転倒した際に顔や足を打撲する軽傷を負っている。軽自動車の3人にケガは無かった。

警察ではトラックを運転していた57歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。調べに対し、この男は「ブレーキが効かなくなった」などと話しているという。現場はトラックが進行していった側に下り坂となっており、信号待ちの他車を避けながら走行する様子も目撃されている。今後、車両の検証を進める方針だが、現時点では「過積載による制動力低下」の可能性が高いとみられている。

《石田真一》

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