警視庁は17日、北沢署で地域課長代理職にある51歳の警部補が、東京都世田谷区内の中古車販売店からタイヤ4本を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕していたことを明らかにした。警部補は容疑を否認している。
警視庁・警務部によると、タイヤを盗んだとして逮捕されたのは、北沢署・地域課に所属し、地域課長代理職にある51歳の警部補。この警部補は今年7月3日の早朝、世田谷区東玉川2丁目付近にある中古車販売店の敷地内に侵入し、販売用として保管していた中古タイヤ4本(時価12万円相当)を盗み出し、自己所有のクルマに積んで持ち去った疑いが持たれている。
店側が被害届を出し、その後の調べで警部補の関与が浮上したが、調べに対して警部補は「タイヤは廃棄されたものだった思った」と供述。盗んだことについては否認している。しかし、タイヤは敷地内の奥まった場所にあり、従業員や通行人からの目撃がなされない早朝を狙うなど、計画的とみられる要素もある。
警察では自己所有車両に装着されていた2本と、自宅に保管していた2本の任意提出を受けており、今後はこれが事件に結びつくものなのかどうか、警部補から話を聞いていくことになるとしている。