カロッツェリアがめざすもの---ハードは無意味、コンセプトが品質に

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カロッツェリアがめざすもの---ハードは無意味、コンセプトが品質に
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東京モーターショー関連イベントとして2日、「カロッツェリアが目指すもの」と題し、フェラーリのデザインで知られるピニンファリーナのデザインディレクター、奥山清行氏による講演が行われた。奥山氏は「未来はクルマのアーキテクチャーが変わる」と予言。

今後の自動車デザインの方向性については、「化石燃料はそのうち終わる。その後にくるのは水素社会、つまり電気自動車だと考えている」とし、「それにより未来はクルマはアーキテクチャーが変わってくる。まずタイヤとエンジンありきだった自動車が、人間中心のレイアウトへと変わる。それによって根本的なデザインが変わる」と述べた。

「燃料電池やモーターはどこで作っても同じ。差別化はハードでは不可能。コンセプトやブランド力が最終的に品質となって現れることが大切。」とした。

最後に「世界中にカーデザイナーは2500人しかいない。本当にクリエイティブな仕事をしているのはさらにその5−10%ぐらい。イタリアには50人のデザイナーがいるが、そのうちわずか10人ぐらいがこれからのイタリアのデザインの方向性を決めていく」と、トップデザイナーならではの見解を語り、講演を締めくくった。

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