三菱自動車、通期業績を上方修正しない理由

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三菱自動車は、2005年9月中間期の連結決算が当初の計画よりも大幅に改善したものの、通気業績見通しを据え置いた。
 
中間期は、売上高が前年同期比7.4%減と減少したものの、損益面では営業赤字が前期より566億円改善して198億円の赤字にとどまった。2005年度事業計画との対比でも、売上高は計画の9800億円をオーバー達成し9913億円だったほか、営業損益、経常損益、当期損益も公表値から改善して赤字幅は縮小した。、販売台数も公表値を上回った。
 
同社では「中間期については、2005年度事業計画の達成に向けて堅実なスタートを切ることができたと認識している」としている。

しかし、通期の業績見通しについては、5月23日の公表値をそのままに据え置いた。これについては「下半期は売上高、損益ともに、各市場での新車投入による販売台数の大幅増加を前提とした高い目標を設定していることに加え、北米市場の販売環境の悪化や、原油価格高騰によるグローバルベースでの先行き経済の不透明感を勘案した結果」としている。
 
このため、「年度始めに公表した通期見通しの確実な達成に全力を傾注する」方針だ。ただ、地域別の販売目標台数は一部地域で修正する。日本は計画よりプラス3000台の25万6000台、北米はマイナス1万5000台の16万9000台、アジア及びその他地域でプラス1万2000台の69万1000台で、グローバル販売台数目標137万台は変更しない。

《レスポンス編集部》

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