故意に追突した少年、殺人と殺人未遂で起訴

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今年8月、奈良県桜井市内で原付バイクへ故意にクルマを追突させ、転倒事故を誘発、3人を死傷させた19歳の少年について、検察庁・奈良地検は24日までに殺人と殺人未遂の罪で起訴した。

問題の事件は今年8月5日の午後9時30分ごろに発生している。桜井市三輪付近の県道を走行していた原付バイク2台に対し、後方から接近してきた軽トラックが追突、そのまま逃走した。この事故で17歳の少年が首の骨を負って事故から約40日後に死亡、他の2人が骨折などの重軽傷を負った。

軽トラックを運転していた19歳の少年は事故から5日後に逮捕されたが、この少年は「バイクに乗っているのは生意気だと思い、ぶつけてやった」と、故意に事故を誘発したことを認めたため、殺人未遂容疑で逮捕。家裁に送致されたものの「刑事処分相当」と判断され、地検へ逆送致されていた。

この後、被害者が死亡したことなどから、検察では従来の殺人未遂罪に殺人罪も追加。この二つの罪状で起訴に踏み切った。

《石田真一》

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