日野自動車が発表した2005年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比0.9%増の4399億円、営業利益が同9.5%減の131億円となり、増収減益となった。
売上台数は国内がディーゼル排出ガス規制による特需で同12.1%増の27万9000台と好調だったが、輸出は同2.0%減の21万5000台にとどまった。トヨタ自動車からの受託車はピックアップトラックの生産移管で同11.8%減の105万5000台だった。
国内販売の好調などで、31億円、合理化努力で69億円の増益効果があったものの、為替差損などで20億円、資材費の高騰などその他で94億円の減益要因があり、全体でも減益となった。
経常利益は同6.2%減の159億円、当期純利益が同53.7%増の101億円だった。