11日、愛知県名古屋市港区内で、パチンコ店で店長を務める男性が運転する乗用車が数人の男に襲撃され、別のクルマの車内に監禁、暴行を受ける事件が起きた。男たちは店長をパチンコ店に連れて行き、金庫を開けさせて現金も奪っており、警察では強盗致傷事件として捜査を開始している。
愛知県警・港署によると、警察が事件を認知したのは11日の午前2時40分ごろ。これに先立つ同日の午前0時55分ごろ、名古屋市港区神宮寺2丁目の付近の市道交差点で、同区木場町内にあるパチンコ店で、店長を務める33歳の男性が運転する乗用車が信号待ちのために停車していたところ、後ろから走ってきたクルマがこれに追突した。
店長は文句を言うために車外に出たが、後続のクルマに乗っていた4−5人の男は店長に殴る蹴るの暴行を加え、自分たちのクルマに監禁。粘着テープで目隠しをした上でさらに暴行を続け、現金を払うように要求した。
男たちは店長をパチンコ店に連れて行き、金庫の鍵を開けさせ、売上金や景品交換用の現金約3100万円を奪うとそのまま逃走した。店長は顔面打撲などで全治1−2週間の軽傷を負っている。
警察では、男たちが店長を待ち伏せして犯行に及んだものと判断。強盗致傷事件として捜査を開始している。