タクシーが突っ込み鉄板が落下…3人死傷

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8日未明、東京都文京区内の都道で、走行中のタクシーが水道工事現場に突っ込み、積んであった鉄板に衝突する事故が起きた。鉄板は地表面から4m下にある地下の工事現場に落下し、直撃を受けた作業員3人が死傷している。

警視庁・大塚署によると、事故が起きたのは8日の午前2時25分ごろ。文京区大塚3丁目付近の都道(通称:不忍通り)で、走行中のタクシーが前走車を追い越そうとした際、誤って水道工事のために閉鎖中の中央寄り車線に進行。センターライン付近に積んであった鉄板4枚(2.4トン)に激突した。

鉄板はタクシーに押し出されるようにして、地表面から約4m下の工事現場に落下。作業員3人の頭上を直撃した。この事故で45歳の男性が鉄板の下敷きになって死亡。他の2人も肩の骨を折るなどの重軽傷を負った。警察ではタクシーを運転していた55歳の男が前方の安全確認を怠ったことが事故の原因として、業務上過失傷害と道路交通法違反(安全運転義務)の現行犯で逮捕している。

現場は片側2車線で、当時は中央寄り1車線を上下方向で通行止めにして工事を行っていた。落下した鉄板は工事終了時に穴を塞ぐためのもので、クルマの通行に耐えうる強度を持っていた。

《石田真一》

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