米有力格付け会社、スタンダード&プアーズ(S&P)は、ゼネラルモーターズ(GM)の長期債格付けを「BB」から「BBマイナス」に引き下げた。米部品大手、デルファイの経営破綻を受け部品調達コストが上昇する可能性があると指摘した。
GMの元子会社、デルファイは、8日に連邦破産法第11条にもとづいて会社更正法手続きを申請した。従業員向け医療費の負担増に加えて、売上高の5割を占めるGMの業績不振が影響した。
S&PはGMの格付けについて5月に投資不適格(ジャンク債)級に引き下げており、今回の引下げにより、投資適格を3段階下回った。