朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2005年10月5日付
●省エネ基準、対象拡大、バスに燃費基準、来年度抜本見直し(読売・1面)
●ベンツ「Sクラス」、7年ぶり全面改良(朝日・13面)
●水素で動くRX-8 マツダが来年発売、生産コスト安く(毎日・8面)
●道路財源見直し、使途、税率で議論百出(産経・8面)
●米新車販売、日本勢圧勝(産経・8面)
●ホンダ栄光再び、新規チームにはエンジン供給、ドライバーは琢磨(産経・24面)
●日産、工場刷新に700億円 多車種を効率生産「バリューアップ」対応(日経・3面)
ひとくちコメント
ハリケーン「カトリーナ」の影響によるガソリン高騰を反映し、米市民の大型車離れが加速している。自動車各社は9月の米国での新車販売台数を発表。4日付の各紙夕刊で報じている。
大型のスポーツタイプ多目的車(SUV)を中心としたライトトラック部門の販売台数が前年同月比17.8%減と大幅に落ち込んだ。一方、低燃費のスモールカーを得意とするトヨタ自動車など日本の自動車メーカーは9月としては過去最高の販売を達成。
車種別ではトヨタのハイブリッド車『プリウス』、全面改良したばかりのホンダ『シビック』、日産『セントラ』などの小型車が好調だった。半面、GM、フォードは20%を超える大幅減。ガソリン高騰日米の明暗が分かれた。