25日、宮城県村田町内の東北自動車道上り線で、中央分離帯に衝突して追越車線上で立ち往生していた乗用車に対し、後続の乗用車が衝突する事故が起きた。双方のクルマは大破し、立ち往生側のクルマに乗っていた1人が死亡、3人が重軽傷を負っている。
宮城県警・高速隊によると、事故が起きたのは25日の午後8時30分ごろ。村田町足立生江付近の東北道上り線で、19歳の女性が運転する乗用車がハンドル操作を誤って中央分離帯に衝突してスピン。追越車線上で立ち往生したところ、26歳の男性が運転する後続の乗用車が避けきれずこれに激突した。
双方のクルマは大破。立ち往生していたクルマの後部座席に同乗していた43歳の女性が首の骨を折って死亡、52歳の男性が全身打撲で重傷、助手席に同乗していた16歳の女性と運転者、そして後続のクルマの運転者が軽傷を負っている。また、この事故によって生じた渋滞の最後部でも別の追突事故が発生、こちらでも2人が軽傷を負っている。
警察では業務上過失致死傷容疑で最初に単独事故を起こした女性から事情を聞く方針だ。