12日未明、広島県三原市内の山陽自動車道下り線で、前走する大型トラックを追い抜こうとしたRVが中央分離帯に接触して横転。そこに後続のワゴン車が激突するという事故が起きた。
広島県警・高速隊によると、事故が起きたのは12日の午前1時15分ごろ。三原市八幡町の山陽自動車道下り線で、25歳の女性が運転するRVが前走する大型トラックを追い抜こうとしたが、ハンドルを切りすぎて中央分離帯に接触。そのまま横転したところに、追越車線を走行してきた後続のワゴン車が激突した。
この事故でRVの後部座席に同乗していた26歳の男性が頭を強打して死亡。運転していた女性も意識不明の重体。RVに同乗していた他の5人と、ワゴン車を運転していた34歳の男性ら2人も骨折や打撲などで重軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側2車線の緩やかな左カーブ。RVは走行車線から追越車線に進出した直後に中央分離帯に接触。弾き飛ばされたところで追い抜いたばかりの大型トラックの側面にも接触し、バランスを崩して横転したものとみられている。