抑止を狙いパトカーがはみ出し停車、暴走族が衝突

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7日、茨城県下妻市内で、集団暴走を行っていたバイクの1台と、茨城県警・交通機動隊の捜査車両が衝突する事故が起きた。パトカーはバイクの走行を抑止する目的で対向車線側にはみ出して停車していたとされており、警察では事故発生の経緯を調べている。

茨城県警・交通機動隊、同・下妻署によると、事件が起きたのは7日の午後11時50分ごろ。下妻市下妻乙付近の市道でパトロールを行っていた同隊の捜査車両(覆面パトカー)が対向車線を走行していた集団暴走とみられる3-4台のバイクを発見した。

捜査車両を運転していた36歳の巡査部長は、対向車線に進出して斜めに停車。バイクの進路を塞いで抑止し、暴走に参加していた人物に対して職務質問しようとした。バイクはパトカーの存在に気づいて直前でUターンして逃走を開始。これ追うために捜査車両も急発進したが、Uターンをせずにそのまま直進してきた2台目の原付バイクと衝突。バイクに同乗していた17歳の少年が路上に投げ出され、左足首の骨を折る重傷を負った。

警察ではバイクを運転していた21歳の男性、巡査部長の2人から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、走行抑止の方法に問題があり、これが事故に直接結びついたとの見方もできることから、警察では慎重に捜査を進めていく方針だ。

《石田真一》

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