米フォード・モーターは8日(現地時間)、北米部門の赤字脱却を狙った首脳人事を発表した。マツダの社長だったマーク・フィールズ氏(44)が執行副社長兼北米部門社長に内定した。就任は10月1日付。
フィールズ氏は現在、欧州フォードと欧州の「プレミア・オートモーティブ・グループ」の担当執行副社長。1999年から2002年までマツダの社長を務め、同社再建の道筋をつけた。
そうした実績をウィリアム・フォード会長兼CEOが評価しての起用となった。フォード会長は、フィールズ氏の使命について北米事業で「持続的に収益を確保できるよう回復させること」とコメントしている。