被害を受けた住民が張り込み、車上荒らしの再犯防ぐ

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5日深夜、神奈川県川崎市多摩区内で、車上荒らしを行おうとしていた28歳の男がクルマの所有者に取り押さえられ、窃盗未遂の現行犯で逮捕される事件が起きた。被害者は数日前にも同様の車上荒らし被害に遭っており、独自の張り込みを行っていたという。

神奈川県警・多摩署によると、事件が起きたのは5日の午後11時50分ごろ。川崎市多摩区長沢3丁目付近にあるマンション敷地内に男が侵入し、駐車場に止めていたクルマのドアを開けようとしている様子をマンションの住民であり、被害を受けようとしていたクルマの所有者でもある19歳の男性が発見。

犯行に及ぼうとした男を取り押さえ、通報を受けて駆けつけた警察官に引き渡した。男は窃盗未遂の現行犯で逮捕。後の調べで横浜市内出身と自称する28歳の男ということが判明している。

このマンション駐車場では、数日前にも同様の車上荒らし事件が発生。男を取り押さえ男性のクルマも被害を受けていた。男性は犯人がまた現れると推測、張り込みしていたという。

警察の調べに対し、男は「生活費を稼ぐためにやっていた」として、容疑を大筋で認めている。警察では余罪についても追及していく方針だ。

《石田真一》

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