現職警官、覆面パトで乗りつけて住宅侵入

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岡山県警は5日、現職の警察官が職務中に捜査車両(覆面パトカー)を使って外出し、別の警察官宅に侵入するという事件を起こして逮捕されていたことを明らかにした。室内に物色された痕跡は確認できなかったが、警察では空き巣を行おうとしていた可能性も考えられるとして捜査を開始している。

岡山県警・監察課、同・岡山南署によると、事件が発生したのは5日の午後1時30分ごろ。岡山市新保付近にある岡山県警の警察官宅に不審な男が侵入するのを、この家に住む67歳の男性が発見。家の裏で男の身柄を確保するとともに、通報を受けて駆けつけた同署員に身柄を引き渡した。男は住居侵入の現行犯で逮捕されている。

その後の調べで、逮捕されたのは岡山西署・生活安全課に所属する32歳の巡査長と判明。現場近くまでは覆面パトカーで乗りつけていたこともわかった。男は主に金融犯罪などを担当しており、事件直前には同僚に対して「捜査に出てくる」などと言い残していたという。

被害に遭った警官と、逮捕された男が同じ部署で働いた経験は無く、直接の面識も無かったとみられる。警察では男が家宅侵入した動機を調べるとともに、これまでにも同様の犯行を行っていた可能性も考えられるとして、余罪の追及を厳しく行う方針を示している。

《石田真一》

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