【グッドデザイン】ヤマハ EC-02…EV独自の象徴的なデザイン

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「グッドデザイン・プレゼンテーション2005」(25−27日、東京ビッグサイト、主催:日本産業デザイン振興会)で、ヤマハ発動機はエレクトリックコミューター『EC-02』をプレゼンテーションした。

まずヤマハ発動機の小野朋寛EV開発室主査が「『大人の遊び心をくすぐる』デザイン・機能で『走る』以外の楽しさもアピール」と狙いを説明。「超薄型パワーユニット(YIPU)ヤマハ・インテグレイテッド・パワー・ユニット」や「高エネルギー密度Li-ion電池」により実現したコンパクトさや余裕ある走りについて解説した。

続いてデザイン開発を担当したエルム・デザインの沼田務プロダクトデザイングループジェネラルマネージャーがデザインの狙いをプレゼンテーション。まずヤマハが東京モーターショーに出品してきた電動スクーターの歴史を紹介。「1991年の『FROG』1993年の『MEST』1999年の『ECCY』、そして2002年には『Passol』を発表しました。2003年コンセプトモデルとして『POCKE』と『DMDE』を発表し、この『POCKE』が『EC-02』につながっていきます」

「『EC-02』はエンジン車ではなしえないEV車独自のパッケージ、スタイリングを追求しました。そしてそのためには、シンボリックなデザインアイコンが必要でした。当然それはスタイリッシュでユニークで新しく遊び心があり、構造的に必然で美しくなければいけません。そのデザインアイコンがフレームのペンタゴンなのです」

「前後のタイヤ、モーター、バッテリー、シート、フロントフォークとレイアウトしていった時、ふとイマジネーションが沸いてペンタゴンを思いついたんです。この五角形ペンタゴンは、コンパクトな車体にバッテリーと予備バッテリーまたは充電器を積載する大きなスペースを備え、最もシンプルで最も美しい形なのです」

「またフレームの構造体をそのままスタイリングの要素とする事で、新しいパッケージを実現しました。このペンタゴンは本物のアルミダイキャストなのですが、素材にはこだわり『パイプフレームにプラスティックのカバーを付けるような事はしない』と最後までがんばりました」

「ボディのカラーはイノベーティブなシルバーとタフなマットブラックを採用しました。またサイドパネルは交換可能で、左右も同じ形になっています。オプションのクリアパネルを使えば、中に写真を入れたり絵を描いたり、色を塗ったりしてユーザーの個性を表現できるんです。」とユーザーによるデザインの発展性にも触れた。

ガソリン車とは異なるEV車のテクノロジー、パッケージングは、今後独自のデザインスタイリングを生み出していく事を予感させるに充分なプレゼンテーションであった。

《松本明彦》

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