26日深夜、山口県周南市内の市道で、徒歩で帰宅途中の女子高校生2人が乗用車にはねられて意識不明の重体となる事故が起きた。警察ではクルマを運転していた男を逮捕している。
山口県警・周南署によると、事故が起きたのは26日の午後10時ごろ。周南市清水付近の市道で、帰宅するために横断歩道を歩いていた17歳と16歳の女子高校生が減速しないまま進行してきた乗用車にはねられた。2人はともに約10mほど弾き飛ばされ、近くの病院に収容されたが、頭部を強打したことが原因で2人とも意識不明の重体となっている。警察ではクルマを運転していた25歳の男を業務上過失傷害の容疑で逮捕した。
現場には信号機が設置されておらず、逮捕された男は警察の調べに対して「2人が道路を横断していることにはまったく気づかなかった。激しい衝突音がしてビックリした」などと話しているという。警察では男が漫然運転していたか、携帯電話を使用するなど、他に気を取られる要因があったものとみて、さらに調べを進めている。