東洋ゴム工業は、トラック・バス用タイヤの新基盤技術「e-balance」(イーバランス)を確立したと発表した。
この技術は、耐摩耗性、耐偏摩耗性、燃費性、耐久性などのタイヤによって重要な基本性能を大幅に向上させ、最近の偏平化にも対応した新基盤技術となる。
トラック、バス用タイヤは、一般的に高内圧、高荷重で長時間使用されるため、ベルト部やビード部といったタイヤ内部のゆがみが大きい部分では寸法、形状が変化しやすくなる。
イーバランスでは、タイヤ形状安定テクノロジー、高剛性ビードテクノロジー、最適化シミュレーションテクノロジーの3つの新テクノロジーを駆使して、タイヤ内部の歪みを低減させ、新品時から使用末期にいたるまで、経時変化を抑えることで、性能の大幅な向上を図った技術。
同社は、新基盤技術イーバランスをトラック・バス用タイヤの開発に採用していく。