16日未明、福岡県福岡市東区内で、路上に止めた軽自動車の車内で花火を行っていた20歳の男性が上半身に大やけどを負う事故が起きた。車内に置いてあった花火に引火。次々と誘発するように燃え上がったものとみている。
福岡県警・東署によると、事故が起きたのは16日の午前1時30分ごろ。福岡市東区香椎付近にある霊園内の路上で、20歳の男性ら3人が駐車した軽自動車の車内から花火を行っていたところ、何らかの原因で車内に置いていた花火に引火。次々と誘発し、激しく燃え上がった。2人は素早く車外に脱出したが、男性は逃げ遅れて上半身を大やけどする重傷。この他、助手席側のシートが焼けるなどの被害を出した。
3人は同地で肝試しなどを行っていたが、それが終わってから花火遊びを始めた。ところが途中から雨が激しくなったために車中へ避難。開けた窓から花火を出したり、車内で火を着けたりしていた。警察では誰かが火の着いたままの花火をふざけて車内に投げ込んだ可能性も考えられるとして、事件と事故の両面で調べを進めている。