トヨタ自動車は、同社が開発し全国トヨタレンタリース店のリースの顧客が使っているTCMサポート(車両管理WEBシステム)で、顧客が入力した車両データの一部が、他の顧客から閲覧可能となる不具合が発生していたと発表した。
この不具合は、再リースする顧客が入力した契約の運転者名、駐車場情報などのデータが、旧契約のデータから新契約のデータに引き継がれる際、プログラムの作成ミスが原因で、誤って他の契約データに引き継がれたことで発生した。
これによりTCMサポートを使っている顧客の従業員と見られる名前合計500件が、同WEBシステムを使った他の顧客に閲覧された可能性があるとしている。
同社では、今回の不具合で名前が閲覧されてしまった人に「大変なご迷惑、ご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます」とのお詫びをコメント。
閲覧可能となった名前は8月10日までに削除済みで、プログラムのミスについてもすでに修正済みであり、今後同様の不具合が発生する可能性は無いとしている。
また、これまでのところ、閲覧可能になった情報が悪用されるなどの被害の報告は無いとしている。