クルマを転落させ、殺人の証拠隠滅?

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15日午前、沖縄県東村内の山間部にある道路で、斜面から転落しかかっている乗用車の車内に男女2人の遺体があるのを警察官が発見した。遺体は毛布にくるまれており、死後2-3日が経過していた。警察では殺人事件として捜査を開始している。

沖縄県警・名護署によると、警察が事件発生を認知したのは15日の午前10時35分ごろ。この前日の14日夕方、東村高江付近に住む住民から「土手の斜面から落ちそうになっているクルマがある」との通報が寄せられた。

通報を受けた同署員が捜索にあたったが、場所を特定できず、発見に至らないまま日没のために捜索を一旦中止。15日午前から再開した捜索の際に雑木林の中を通る農道の斜面からそれらしきクルマを発見。

近寄って車内を覗きこんだところ、車内から毛布に包まれた遺体を発見した。立ち木に引っ掛かっていなければ、クルマは約50m下まで落ちていたものとみられている。

クルマのナンバーから、殺害されたのは西原町内に住む71歳のタクシー運転手と、その妻で69歳の女性と判明した。2人は死後2-3日が経過しており、男性は12日まで通常どおりに出勤。翌13日は無断欠勤していたこともわかっている。2人は自宅で食事の最中に何者かに襲撃されたとみられているが、誰が訪問したのかはわかっていない。

警察では何者かが2人を殺害し、クルマを崖下に落として隠滅しようとしたが失敗したものとみて、クルマに何らかの痕跡が残されていないかどうかを調べている。

《石田真一》

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