和歌山県警は14日、約40年間に渡って無免許運転を恒常的に繰り返していたとして、粉河町内に在住する60歳の男を道路交通法違反(無免許運転)容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めている。
和歌山県警・岩出署によると、事件が起きたのは14日の午前11時55分ごろ。打田町内の町道をパトロールしていた同署員が、シートベルト未着用の状態で軽トラックを運転する60歳の男を発見。停止を求めるとともに、運転していた男に対して免許証の提示を要求した。
だが、男はこの求めに対して「免許は持っていない」と臆することなく供述。後の調べで男は違反累積によって1965年に運転免許の取消処分を受けて以来、一度も取り直しを行わず、そのまま無免許状態を継続させていたことがわかった。このため、警察では男を道交法違反の容疑で逮捕している。
取り調べに対し、男は容疑を大筋で認めており、「無免許とはいえ、交通違反。まさか逮捕されるとは思わなかった」などと話しているという。