タクシー代踏み倒しの男、取り調べ中に死亡

自動車 社会 社会

神奈川県警は9日、乗り逃げを阻止しようとしたタクシー運転手に暴行を働いたとして強盗傷害容疑で逮捕した45歳の男が取り調べ中に体調を崩し、収容先の病院で死亡していたことを明らかにした。尿から覚せい剤の成分が検出されたという。

神奈川県警・相模原署によると、取り調べ中に体調を崩し、収容先の病院で死亡したのは45歳の男。この男は8日の午後4時ごろ、相模原市中央付近でタクシーの運賃を踏み倒して逃走。これを阻止しようとした34歳の運転手を突き倒すなどして軽傷を負わせた疑いがもたれている。

男は通報を受けて駆けつけた同署員に強盗傷害の現行犯で逮捕され、同署で取り調べを受けていた。しかし、同日の午後6時ごろから男の様子がおかしくなり、30分後には意識を失って呼びかけにも応じなくなった。すぐに救急車が手配され、近くの病院に収容されたが、意識は完全に回復せず、翌10日の午前4時10分に死亡している。死因は現時点では不明となっている。

男の尿からは覚せい剤の成分を検出。あちこちの内臓が過度に痛んでいることから、警察では覚せい剤の過剰摂取が原因ではないかとみている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース