逆襲される恐れがない…タクシーを襲撃した暴走族

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警視庁は5日、走行中のタクシーにバイクで接近し、木刀を叩きつけてフロントガラスを破壊していたとして、15-16歳の少年6人を暴力行為法違反(集団的器物損壊)や道路交通法違反(共同危険行為)で逮捕。18歳の少年2人を同容疑で再逮捕した。警察では余罪についても追及する方針だ。

警視庁・非行集団特別捜査隊、同・竹の塚署によると、この8人は今年2月22日の午前2時30分ごろ、足立区竹ノ塚付近で集団暴走を行っている最中に遭遇したタクシーに対し、持っていた木刀を振り下ろしてフロントガラスを破壊した疑いがもたれている。1時間後の午前3時30分ごろにも別の1台を襲撃。こちらもボンネットやフロントガラスを破壊している。幸いにも2台の運転手にケガは無かった。

別の窃盗事件で18歳の少年2人が逮捕され、その捜査の過程でこの事件への関与が浮上。芋づる式にメンバーが逮捕された。ちなみに8人中7人は同じ暴走族のメンバーだった。

調べに対して少年らは「ストレス解消が目的でやった」と供述。タクシーを狙った理由については「知り合いのクルマを誤って攻撃したり、ヤクザが乗っているクルマを襲撃する可能性が低く、タクシーなら後で逆襲されることもない」などと話していたという。

《石田真一》

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