限りなくクロに近いクルマ、警官振り落とし逃走

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4日午後、岐阜県関市内の県道で、窃盗事件に関与した可能性があるとして手配されたクルマの運転者に職務質問しようとした警察官が、このクルマに一時引きずられ、ガラス片で腕を切る軽傷を負った。警察では公務執行妨害事件として捜査を開始した。

岐阜県警・関署によると、事件が起きたのは4日の午後3時40分ごろ。これに先立つ同日の午後3時20分ごろ、関市下有知付近にある会社の駐車場に何者かが侵入。駐車中のクルマからCDなどを奪って逃走するという事件が起きた。

この際に目撃された「白いワゴン車」を発見するため、同署の地域課員が関市栄町付近をパトロールしていたところ、男数人が乗車し、目撃情報と酷似したクルマが走行しているのを発見。パトカーを前方に停車させて強制的に抑止。運転していた男に職務質問を実施しようとした。

しかし、男はこれを拒否。警察官の呼びかけを無視したため、職権で運転席側のドアガラスを破壊。逃走を防止するためにキーを抜こうと手を伸ばした。だが、この直後にクルマは急発進。この巡査が一時引きずられ、さらにはガラス片で右腕を切るなどの軽傷を負った。

クルマは前方にいたパトカーを押しのけ、路線バスなどクルマ3台と接触や衝突を繰り返しながら強引に逃走しており、警察では公務執行妨害事件として捜査を開始。窃盗事件との関連も視野に入れていくという。

《石田真一》

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