フォード第2四半期、自動車部門赤字転落で大幅減益

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フォード第2四半期、自動車部門赤字転落で大幅減益
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フォード・モーター・カンパニーは、2005年度第2四半期決算を発表した。純利益は前年同期比21.2%減の9億4600万ドルで、1株当たりの純利益は47セントに低迷した。

売上高は、同3.7%増の445億ドルと増加した。ほとんどの地域で利益を計上したが、自動車事業が全体の足を引っ張った。

自動車部門は税引前ベースで全世界で2億4500万ドルの赤字を計上、9700万ドルの利益を計上した前年同期に対し、3億4200万ドルの減少となった。

全世界の自動車部門の売上高は同5.4%増の387億ドルとなった。販売台数は同1.9%減の171万8000台とマイナスだった。

2005年6月30日時点における自動車部門の現金総額、有価証券、貸付証券、短期任意従業員保険組合資産は218億ドルで、第1四半期末の229億ドルから減少した。第2四半期では、年金および長期任意従業員保険組合に11億ドルを拠出した。

フォードのビル・フォード会長兼CEOは「自動車事業全体の結果には失望した。今後コスト構造の改善やグローバル基盤の確立、財務体質の強化を目指すとともに、未来に向けた投資を積極的に行っていく」としている。

《レスポンス編集部》

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