車載情報端末向けプラットフォーム Windows Automotive 5.0 発表

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マイクロソフトは、車載情報端末向けのソフトウェアプラットフォームの最新版「Microsoft Windows Automotive 5.0」を12日より自動車メーカー、車載情報端末メーカー、車載情報端末開発者向けに提供開始した。

Windows Automotive 5.0はWindows CE 5.0をベースとして車載情報端末向けにさらなる高品質と高信頼性を追求したソフトウェアプラットフォームで、カーナビゲーション先進国である日本の市場要求に応えるためマイクロソフト本社との共同体制のもと、日本の開発チームが主導となり開発された。

Windows Automotive 5.0は車載情報端末にとって大きな開発項目である高品位ユーザーインターフェイスをPC上で開発可能とし、またWindowsAutomotive専用ツールにより開発効率の向上と開発コスト低減を実現するという。

マイクロソフトは、1998年のAuto PC 1.0以来、車載情報端末向けのソフトウェアプラットフォームを提供している。

前バージョンまでのWindows Automotiveは、日本国内7社と海外の車載情報端末メーカーに採用され、ホンダ『レジェンド』の標準装備ナビ、トヨタ『アルファード』、ホンダ『アコード』のメーカーオプションナビなど自動車メーカー8社27車種、さらにトヨタ純正、ホンダ純正をはじめとしたディーラーオプション、および一般市販28製品に現在搭載されている。

今後、マイクロソフトは、自動車メーカー、車載情報端末メーカー、車載情報端末向け開発者、テレマティックスポータル、コンテンツプロバイダーなどと協力し、車載情報端末のみならず、PC、PDA(携帯情報端末)、携帯電話との連携を目指すという。

例えばWindows Automotive搭載の車載情報端とWindows Server 2003、デジタルプラットフォームWindows Media 10シリーズ、著作権管理技術Windows Media DRMの組み合わせにより、著作権管理されたコンテンツを車内で楽しむことが可能になる。

《高木啓》

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