人命よりも配達スケジュール…ひき逃げ

自動車 社会 社会

7日未明、京都府京都市山科区内で、原付バイクに乗っていた19歳の女性が大型トラックにひき逃げされる事件が起きた。女性は頭を強打しており、即死だった。

警察では7日までに26歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

京都府警・山科署によると、事件が起きたのは7日の午前0時20分ごろ。

京都市山科区東野片下り町付近の市道(通称:外環状線)で、犬の散歩していた人が後方から響く大きな衝突音を聞き、音がした方向に振り向いたところ、スピードを上げて走り去る大型トラックと、路上に倒れている女性の姿を目撃。警察に通報した。

通報を受けた同署員は現場に急行したが、被害者の女性はすでに死亡しており、現場付近に大破したバイクが倒れていることから、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。

目撃者の証言から得た逃走車両の特徴や、事故が起きた時間帯に通過したと思われる大型車両の洗い出しをNシステムなどのデータから進めた結果、岐阜県内の運送会社に勤務する26歳の男が捜査線上に浮上。任意での事情聴取を行った。

男は当初は容疑を否認するような言動をしていたが、途中からこれを一転。「バイクを引っ掛けたかもしれないが、配送の途中だったので逃げた」などと容疑を大筋で認める供述を行ったため、7日までに緊急逮捕している。

警察では事故当時の状況や、逃走の動機などについて男を厳しく追及する方針。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース