GMは上級管理職および内部財務状況にアクセス可能な社員に対し、同社株の売買を禁じるという通達を出した。
GMの上級管理職だけでも総勢で400人に及ぶ。売買禁止の期間については、「GMの法的アドバイザーが取引再開を適当と認めるまで」ということだが、具体的な時期については明らかにされていない。
今回の措置は、インサイダー取引防止のためのものだが、今年1月から3月までの期間に10億ドル以上の損失を計上しているだけに、役員などによる株の売り抜けを防ぐという意図が見られる。
しかしGMでは4月以来、今年の収益予想を発表しておらず、株主らの間には不信感も広がっている。